お恥ずかし話ですが、私は子どものころから片づけが大の苦手です。子どもの頃は見かねた親が自分の部屋を掃除していました。片づけてもらってもキレイは長続きせず、またリバウンドをくりかえしていました。独身の頃は自分が耐えられればそれでいいと、変に割り切ってすごしていました。
結婚し、これではいけないとしばらくは頑張りましたが、実は夫も私と似た者同士で、片づいていなくても耐えられてしまう人。夫婦の価値観が似ていることは大切なことですけどね(笑)。夫婦だけの生活の時はそれなりに生活していました。しかし、子どもが生まれるとそうはいかなくなってきました。
子どもの服やおもちゃ、育児グッツがどんどん増えていき、子どもが動けるようになると、安全に動ける場所の確保が必要になりました。育休中は収納の見直しをしたり、片づけもそれなりにできるんですが、復帰後はそんな余裕がなくなり、決めた収納に戻せず、部屋の中がぐちゃぐちゃに。そして、子どもが少し大きくなると、お友達を呼びたい!というようになりました。子どもが増えるごとに、子どものものと、お友達が来る機会も増えていきます。
このままでは子どもたちにも申し訳ない、現状を変えなければと考える余裕が出てきたのが下の子が1歳半過ぎたころ。そこからいろいろためしてみて、今の自分が無理なくできているルーティンをお伝えしたいと思います。
掃除の日を決める
私も夫も、そしてそんな二人に育てられた我が子たちも、部屋が汚れていることに対しては耐性がついています。なので、気づいたら掃除をするとしていたのでは、いつまでたっても部屋が片付きません。それどころか、大荒れになっていくため、なかなか片づけの決心がつかなくなってしまいます。そこで、私は、掃除をする曜日を決めることにしました。
月曜日 夜 | 片づけ |
火曜日 朝 | 掃除機をかける |
木曜日 夜 | 片づけ |
金曜日 朝 | 掃除機をかける |
土曜日 朝 | 水回りの掃除(お風呂の床掃除、トイレ掃除、洗面台掃除) |
現在はこのルーティンを守るようにしています。
ルーティンを決めてよかったこと
自分の心の準備が前もってできるので、下準備ができる
火曜日と金曜日の朝に掃除機をかけようと思うと、朝までには床に散らかっているのものを片付けないといけません。そのため、月、木の寝る前に、床に散らばっているおもちゃをかたづけたり、出しっぱなしになっている荷物を片づけます。そうすることで、火、金の掃除機かけへのハードルを低くしています。
朝、片付けもして、掃除機もかけてでは、きっと私は片づけ段階でへこたれてしまったり、途中で子どもが起きてきてそれに手を取られてしまったりと、結局掃除機かけまで行き着かず終わってしまいます。そうならないため、掃除の日を決めることで、片づける日がほかの日に分散できるようになりました。
家族もそのつもりで手伝ってくれる
家族にも、このルーティンを伝えることで、一緒に片づけをしてくれるようになりました。いままでは思いついたときに、「なんで私だけがしないといけないの」とイライラしながらすることも多かったですが、ルーティン化することで、家族もその予定を把握でき、一緒に片づけをしてくれるようになりました。
毎週同じことをするので、掃除の時間や量が把握できる
毎週同じことをするので、掃除にかかる所要時間が把握できるようになります。終わりが見えないことをするのは、気が重いですが、所要時間を把握することで、これくらいの時間で済むのでやってしまおうという気持ちになるようになりました。
しないと気持ち悪くなる
自分がこんな感覚になるのは、新たな発見でしたが、曜日ですることを決めてしまうと、逆にやらないと気持ち悪くなります。このルーティンであれば苦痛なくできても、これ以上片づけなかったり、汚れてしまうと苦痛を伴う片づけになってしまうということが、わかるようになりました。そのため、ルーティンをこなさないと落ち着かなくなりました。
だけど、どうしてもできない時には、次の日にずらしたりもしています。
洗剤やお掃除用具の残量が把握しやすい
久しぶりに掃除をしようという気になっても、掃除の洗剤がなかったり、トイレ掃除用のペーパーがカサカサになっていて、使えなかったというのは私だけ?以前はそんなことがよくありました。でも毎週していれば、残量もわかるし、なくなりそうなら、次の掃除までには洗剤の補充をしておかないといけないといけないと買い物に行くタイミングで購入できます。用具がそろっていることで、掃除にも取り組みやすくなります。
人が呼べる家を維持できるようになった
このルーティン、最初は土曜日の水回りからはじめました。水回りは場所も限られていて、片づけをしなくても掃除ができるので、私にとっては取り組みやすかったです。土曜日のルーティンがそこまで苦痛なく定着したので、部屋のほうも、掃除機掛けの日を固定しちゃえば、しやすいのでは?となり、現在の形に落ち着きました。結果、このやり方は自分にあっていたようです。今までは子どもが家に友達を呼びたいというと、家族総出で片づけをしていましたが、今は来る日の朝に少し片づけをするだけで、気軽にお友達を呼べるようになりました。
人によって、清潔基準は違うと思います。私の掃除頻度では耐えられないという方もたくさんいるでしょうね。でも、もともと片づけられない私が、人が呼べる程度の家を維持できるようになったことは大きな進歩だし、これからも継続していきたいと思っています。そして、片づけが苦手な人がこれをみて、自分にもできそうだなと、取り組んでもらえたらうれしいです。
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